・24日目
世間がゴールデンウィークの中、悲しくも会社へと向かうワイ.
だが問題はない.
何故ならワイには、例の”先輩”が居るからだ.
...
ドアガチャ
ワイ「おはようございま~す」
ワイ「ん・・・?」
良く見ると、謎の男とワイの赤髪インナー萌え萌え先輩が談笑していた.
どうやら他部署の奴が、用事で一時的にこちらに来たらしい.
それだけならまだしも、ワイの愛する赤髪インナー萌え萌え先輩を引き連れた上で業務連絡から脱線し、私語で盛り上がっているようだ
ワイは静かに、憤怒する
ワイ「なんだ?この下心しかない粘着質ストーカーキモオタ野郎・・・」
ワイはこの萌え萌え先輩を生涯、守護(まも)らねばならぬのだ・・・
ワイは右手を上げ、天界への門《ヘブンズ・ゲート》を開く
そして、”一言”だけ、告げる
ワイ「審判(ジャッジメント )」
数秒後、脳内に直接「審判結果(ジャッジメント・アンサー)」が届く
━━━”傀儡(クグツ)”
…
ワイ「フンッ」
ビュウウウン
狙いを定めたワイは、目にも止まらぬ速度でキモオタに向けて三本のクナイを投擲する.
しかし”奴”は、それを悠々と躱す.
そして、ワイの前に立つ.
キモオタ「”それ”じゃ、オレは殺れないねえ」
ワイ「・・・」
ワイは奴の挑発に怯まず投げ続ける
ビュウンビュウンビュウン
キモオタ「舐めるな」
キモオタはバク転をしながら、後ろに向かって次々と躱していく.
ワイ「・・・」
ワイ「二ヤリ」
キモオタ「!?」
カコン♪カコン♪カコン♪カコン♪カコン♪
キモオタ「ぐわああああ」
ワイ「そいつは虹蟻(ニジアリ)・・・ ”捕獲用”のカラクリだ」
キモオタ「出せえぇ!!」ドンドン
ドシンッ
フワフワ・・・・
ピシィ・・・ピシィ・・・
ワイ「喰らえ・・・」
ワイ「カラクリ演劇」
ワイ「虹秘技・危機一髪(にじひぎ・ききいっぱつ)ッッ」
ピュウンピュウンピュウン!!!
グサグサァ!!ブチュウうう
キモオタ「グオアアアアアアアア(断末魔)」
ワイ「終劇」