・10日目
それはとあるオタクの一言から始まった.
オタクA「○○(二郎系ラーメン屋)食いに行かね?」
そう、このラーメン屋はワイが高校生の時にバイトで入り、半年かけてミスを連発し怒り狂った社員にワイが帽子で顔面をぶん殴られて引退した二郎系ラーメン屋なのである
🌈の短編無能エピソード集・二郎系ラーメン屋アルバイト編 - にじいろプレート
当時の事を思い出すと未だに全身がサブイボに包まれるワイだが、いうても5年前の話である
良いだろう、行ってやろうじゃないか...!
そんなわけで、仕事終わりにオタク複数人で凸る事になった.
...
嵐の前の静けさの中、店の前に立って店内を見渡す.
━━━━━居るッッ...!
5年前ワイをぶん殴った社員が厨房でラーメンを作っていた.
ワイは半年で引退したのに、そっちは社員でかつ5年以上も続いていたンすね・・・
食券購入を済ませ、店内の椅子で待機する
店内BGM「水の様に優しく♪花の様に劇(はげ)しく♪」
ワイ「・・・」
オタクB「🌈さん、目死んでるよ」
ワイ「え?(照)」
そんな時間もつかの間、遂にロットが回ってくる.
セルフサービスの水と割り箸とおしぼりを置き、待機
そして刻(とき)は、満ちる━━━━━━
社員「一番端の方、ニンニク入れますか?」
1人目、2人目、3人目とコール聞き出しが始まっていく
ワイ「はあ....はあ....(緊張)」
そして遂にワイのターンに
社員「ニンニク入れますか?」
ワイ「(フッ...”戦闘開始(バトルスタート)”です、か」
ワイ「ニンニク抜きヤサイマシアブラマシマシカラメで(若干声控えめ)」
社員「あいよ」
着丼.
湯気とアブラの臭いが鼻腔を駆け巡る.
そして全員の着丼が済んだ後、社員がこちらに近寄り、
社員「久しぶりやなあ」
ワイ「あっ、お久しぶりです」
社員「今何歳なん?」
ワイ「今22です」
社員「てことはもう就職したん?何系?」
ワイ「そうですね、○○系で...」
社員「へ~そうなんや(麵茹でに戻る)」
...
あれ、ワイ本当にこの人に帽子でぶん殴られたよな・・・?
敢えて平然としてるのは、遠回しに「お前絶対昔の事言うなよ」って口封じ的な感じです..?
口外防止(ぼうし)ってか?
アンタそりゃ、もう遅いぜ・・
ハハ、ハハハ・・・
皆様も夜道には気を付けて帰りましょう
数年ぶりに食いましたが非常においしかったです.